一般的な日本語の文章は60〜70%が、かなで占められています。テキストの表情を決定するのにかなの影響がとても強いといえます。グラフィック、プロダクト、装丁、Webなど様々な分野で求められるかな書体は、その要望も独特で面白く、今までに無いアイデアに溢れています。
各分野で活躍されている方たちの自由な発想で作られたかな書体ブランド「かなバンク」は、書体デザインのノウハウをタイプバンクがしっかりとサポートしながらも、楽しく奔放な書体の世界を広げていきます。
第一弾として、グラフィックデザイナーの永原康史、ブックデザイナーの祖父江慎、グラフィックデザイナーの田中千絵、ウェブデザイナーの田中良治が、監修・制作したフォントをご提供します。
iPadに指で描いた文字をもとに、OpenTypeの《前後関係に依存する字形》機能を実装した「フィンガー」、昭和初期に発表されたカナモジカイの活字を復刻した「ツルコズ」、実際に木の小枝を組み、そこから形を描きおこしたナチュラル系書体の「TREE」、80年代のビデオゲーム「ブロック崩し」のアルゴリズムを書体設計に取り入れ、時間軸をウエイトで示した「BREAKOUT」。
今までに無いテイストのユニークな書体群は、あなたの楽しい発想を揺さぶり、これらの書体を使った素敵な作品が世の中に溢れることでしょう!