本明朝

本明朝は、しなやかなカーブとキレのある直線を調和させた、可読性の良い本格派の本文用明朝体です。写植の時代から力強くいきてきた本明朝は、近代的な明るさのなかに、よき伝統を継承する毅然とした表情を持ち、ひとつひとつの文字の造形美を考慮してデザインしています。5ウエイトが揃い、本文組みから見出しまで使用でき、いろいろな表情を持たせるために「標準がな」「新がな」、細いウエイトでは「小がな」「新小がな」と、4種類の仮名を用意しました。 また、本明朝の流れを踏襲し、判別性と可読性を重視して、適度な黒みと安定感のある「書籍専用書体・本明朝-Book」を用意しています。ウエイトはLとMの中間とし、エレメントは活字本来の柔軟性の再現のため、アナログ的な要素を取り入れました。11Qから16Q(8 pt.から12 pt.)の書籍や雑誌の本文での使用を想定して、仮名や句読点、括弧などの約物の位置や大きさを調整しました。さらに、本明朝-Bookの濃度とボディサイズに合わせて調整した、Venetian、Garamond、Baskerville、Bodoniの4種の欧文書体も揃えました。

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